単純に愛犬が出歩きたいから、外に連れ出す程度にしか散歩に対して考えていない人も多いでしょう。しかし愛犬にとっても、そして飼い主にとっても大きな意味を持つのが散歩です。この概念を変えることによって、愛犬飼い主双方にとって大きなメリットが生じるはずです。
主従関係をはっきりさせることができる場が散歩になることを理解しておきましょう。理想的な散歩は飼い主が先に歩くことです。これだけで主従関係がはっきりとして、犬も無駄な行動をすることがなくなります。最初のうちは興味がある方に向かうこともあるでしょうが、リードでコントロールすることによって、主従関係をはっきりさせることができるようになります。この関係がはっきりできれば、愛犬も指示に従いやすくなるでしょう。
ストレス発散、また健康維持のための運動と定義付けられてしまうのも散歩ですが、愛犬にとってみればそれだけではありません。いろんな世界をみせることができますので、社交性を身に着ける場になります。興味があるものに飛びつきそうになりますが、街には危険がいっぱいです。それらを学ぶことができる機会になることで、最終的には愛犬にとっても良い経験となります。だからこそいろんな風景を見せるように心掛けてください。
外に出て歩く行為というのは、健康維持に貢献するのは人間の世界でも同じです。またストレス発散にもなりますし、精神の安定にも寄与します。同じ愛犬家と出会う機会もあり、そうなるといろんな情報を得ることができ、新しい発見をすることになるでしょう。
主従関係をはっきりとさせることにまず取り組むだけでも、飼い主との関係が良好になり、愛犬をコントロールしやすくなります。そうなれば社交性も身に着け、いろんな場所に連れ出すことができますので、ますます関係は深まることになるでしょう。